ホーム > 小谷の250字 > 2015年11月(29)


<< 野球にヒーローはいない >>


2015/11/8(Sun)

 野球の国際試合「プレミア12」を観ていて、やはり野球というのは団体競技なのだとつくづく思う。
 表面的には決勝点を叩き出した打者や要所を抑えた投手ばかりがもてはやされるけれど、それは個人技であるようで実は個人技とは限らない。たとえば四番のホームランとエースの好投で勝ったとしても、そのホームランは三番の粘りの後で気抜けした失投を捉えたものかもしれないし、好投も捕手の好リードや野手の好捕に支えられていることがほとんどだ。
 野球はどこまでも、九人の選手が有機的に絡み合って勝ちを掴む競技なのである。
小谷隆


<< 社交ダンスが面白そう >>


2015/11/9(Mon)

 社交ダンスの世界大会のエキシビションの映像を観る機会があった。およそ僕には縁のなさそうな世界のそのまた先の世界だけれど、ダンスの優雅さはわかるし、ワルツを三拍子ではなく、いーちにーいの二拍子で大きく捉えて踊っているさまぐらいは音楽をやる人間として最低限理解できる。
 そんな眼で何の気なしに眺めていると、ふと面白いことに気づく。リードする男性の太腿がちゃっかり女性の内股をこすりにいっているのである。
 なるほど、社交ダンスとは擬似セックスだったのか。なんだか少しだけ興味がわいてきた。
小谷隆


<< 流行語大賞はサヨクのおもちゃか >>


2015/11/10(Tue)

 流行語大賞ノミネートの声を聞くと年の瀬も近いのを実感する。今年もまた相変わらずの左寄り目線から政治色の強い候補ワードがずらり。流行語大賞を通じたサヨクメッセージは今や年末の風物詩だ。
 2006年の「小泉劇場」で反自民を明確に打ち出した流行語大賞。09年の「政権交代」で牙をむき、14年の「集団的自衛権」でサヨクの立場を明確にした。今年のノミネート語はさらにエスカレートして、「アベ政治を許さない」「戦争法案」など露骨な政権批判を並べている。
 世間ウケのいいイベントを悪用した姑息なサヨクに拍手。
小谷隆


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