ホーム > 小谷の250字 > 2015年10月(29)


<< 「マンション経営」勧誘撃退法 >>


2015/10/4(Sun)

 今も「マンション経営」の勧誘がしつこい。昼間の職場に電話してきて、忙しいと言えば夜遅く自宅にかけてくる。よほど都内のマンションが余っているに違いない。
 これまでも「持病で個人保証がとれない」「一棟のオーナーなのでワンルームには興味ない」などいろんな撃退法を講じてきたけれど、やはり無敵なのは法律。2011年に改正された法律では、これ以上勧誘してほしくないと明言すれば勧誘を続けられないようになっている。
 違反するようなら国土交通省に社名と名前を伝えてやればいい。必ず行政からお叱りが入る。
小谷隆


<< 非現実と可能性 >>


2015/10/5(Mon)

 幼心に悟るものがある。青春期に悟るものもある。社会に出て悟るものもある。人の上に立って悟るものもある。
 歳をとってから悟るものはそれなりの経験値の上に積み重ねられている分、現実的で説得力を持つ。しかし一方で面白くはないし、何のチャレンジもない。夢がないからである。
 歳を取るということは、あらゆる夢に「非現実」のレッテルを貼って処分していくことと同義なのだろう。そして最後はガチガチの現実ばかりに囲まれて死んでいく。
 僕はもう少し夢を温存しようと思う。そこに「可能性」というレッテルを貼って。
小谷隆


<< 指針という力 >>


2015/10/6(Tue)

 人のためになることをしなさい、というのが祖母の教えだったという。迷ったとき、彼はいつもそれを指針にした。右か左か。どちらが人のためになる選択か、と。
 その積み重ねが熱帯病を克服する研究成果となり、発展途上国に暮らす10億人以上の人を救った。北里大の大村智特別栄誉教授、80歳。その功績の大きさからすればノーベル賞受賞は遅きに失した感すらある。
 それにしても、やはり指針を持つ人は強いと思う。座右の銘とまではいかなくても、迷ったときに思い出す一言を抱いているだけで人は心強くなれるのだ。
小谷隆


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