ホーム > 小谷の250字 > 2015年9月(29)


<< 安保法案より危ういもの >>


2015/9/1(Tue)

「もし本当に中国や韓国が攻めてくるというのなら、とことん話して、酒を飲んで、遊んで、食い止めます」
 安保関連法案に抗議するデモの学生がこう演説したという。お花畑と言っては失礼だけれど、日米安保に異を唱え、自衛隊さえ違憲ゆえ廃止すべきと信じる人々の発想はおおかたこのようなものだと思われる。要は平和を守るための代案がないのだ。
 先の戦争で神風思想を振りかざした人々の精神構造はほぼこんなものだったに違いない。安保法案よりも、こういう思考停止した人々が増えることの方が危険だと思う。
小谷隆


<< グレーすぎるビールの投げ売り >>


2015/9/2(Wed)

 ビールが投げ売り状態だ。8月末からの全国的な気温低下は予想外だったらしく、ビール各社はだぶついた在庫を吐き出すためにあの手この手で打って出ている。鮮度が売り物だけに、長く倉庫に置いておくわけにはいかないのだ。
 ただ、原則としてビール本体の値引きはしない。飲食店では料理を含めた割引だし、小売店ではおつまみとセットでの割引がほとんどだ。
 本体の価格を下げると秋以降の売上に響くということを憂慮しての抱き合わせ割引だけれど、法的には問題ないのだろうか。昨今の空模様と同様グレーな感じがする。
小谷隆


<< 五輪エンブレム問題の幕引き >>


2015/9/3(Thu)

「騒がれて迷惑なので取り下げた」というデザイナー。「判断する立場」でないという組織委員会。「一般国民にわかりにくい」からと説明する審査委員会。
 東京五輪のエンブレム盗作疑惑騒動は作者がデザインを取り下げるという事態にまで発展した。このエンブレムを使うことを前提に印刷物や備品などすでにけっこうな公金が使われてきただけに、その損害は莫大なものになるだろうけれど、渦中の人々はそれぞれ賠償責任を巧みに回避した印象がある。
 次のデザインが決まる頃には蒸し返されるにせよ、この問題は幕引きの印象が強い。
小谷隆


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