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<< チェーンストアの限界 >>


2015/10/27(Tue)

 マクドナルドが崩壊しつつある。異物混入騒ぎは単なるトリガーであり、そもそも画一的なチェーン店じたいもう国民に飽きられているのである。
 飲食チェーンは70年代の米国のチェーンストア理論による単純化・標準化の考えをその背骨に持つ。我が国でそんな画一的なチェーンが本格展開して30年余。最大のチェーンでその限界が露呈している。
 今や本家の米国でも単純化や標準化とは一線を画した、「手間暇」を売り物にしたチェーンが台頭しつつある。安さや速さにも一定の需要はあるものの、その市場はとっくに飽和しているのだ。


小谷隆


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